メガネやコンタクトレンズに短所があるように、レーシックにも短所があります。
私たちはメガネやコンタクトレンズのデメリットを知っています。たくさんの「不満」や「不便」を感じています。
レーシックは、それらの「不満」や「不便」を完全に消し去るという嬉しいメリットがあります。
けれども、それらがすっかりなくなるというのに、今度はどんなデメリットがあるのでしょう。
レーシック3つのデメリット
レーシックは、メガネやコンタクトレンズと違って、「手術」という性質があります。その手術を受けるにあたってデメリットが生じます。
このデメリットが理由でレーシックを受けられない人もいます。
レーシックのデメリットをクリアできれば、これまでの不便や不満が一気に解消して、裸眼の視力で、楽しい生活を送れるようになります。
もしクリアできなければ、違う視力矯正方法を検討するか、もしくは、今までどおりの生活をずっと続けることになります。
それでは、レーシックにはどんなデメリットがあるのでしょうか。
大きく3つのデメリットが考えられます。
- 誰でも受けられるわけではない
- 手術費用が高い
- 手術の前後に、生活上の制限がある
この3つです。
では、一つひとつクリアにしていきましょう。
デメリット1.レーシックは誰でも受けられる手術ではない
レーシックを希望しても、手術に適している人と、適していない人がいます。
誰もがレーシックを受けられるわけではありません。眼科検査や診察の結果、手術を断られる人が必ずいます。
たとえばこんな人は受けられません。
- 年齢が18歳未満の人
- 角膜が薄い人
- 妊娠中の人
- 特定の目の疾患がある人
これらのどれか一つにでも当てはまる人は、レーシックを受けることができません。
このなかで年齢的なことや、妊娠しているかどうかについては自分で判断できますね。
けれども、角膜が薄いとか、目に何かの病気が発見されるというのは、検査してみないと、わかりません。
ということは、あなたがレーシックを受けられるかどうかを知るには、事前にクリニックへ行ってみて、検査(診察)を受けてみるしかありません。
検査だけを先に受けるのがおすすめ
あなたはレーシックに適応しているでしょうか? それは検査を受けてみて、それで初めて判明します。
検査は早めに受けてみることをおすすめします。
なぜ早めに受けたほうがいいのでしょうか? 答えは単純です。
レーシックの適応を知ることによって、無意味な時間をなくせるからです。
もし、あなたはレーシックに適していないとしたら、レーシックを受けるかどうかを悩めば悩むほど、悩んだ時間も苦労もすべてが無駄になりますよね。
たとえば、レーシックを受けるかどうか1年、2年とずっと悩んで、やっと受ける気になって、検査を受けたら「だめです」といわれる可能性は20%あります。
だから、
という順番では、長い間ずっと悩んだ毎日が無意味になってしまうかもしれません。
ところが、先に検査を受けていて、最初からだめだとわかっていたら、無駄に悩むこともありません。
先ほどの順番を逆にして、
としてみてください。
こうするだけで、無駄に悩むこともなくなって、効率のいい方法に変わります。
あなたがレーシックに適応しているかどうか、最初にこれさえ分かっていれば、あとは裸眼の新しい視力を手に入れるかどうかは、あなたの自由です。
レーシックを受けた人は、レーシックを知ってから実際に手術するまで、平均で2年6カ月の間、検討したり悩んだりしているという報告があります。
あなたは2年半も悩んだ結果、レーシックを受けられないと分かってショックを体験したいですか?
そんなこと誰も望んでいないと思います。ですから、先に検査だけ受けてみることをおすすめします。
それからなら、1年でも、2年でも悩む価値があります。
デメリット2.手術費用が高い
レーシックのデメリットの一つとして、他の近視矯正の方法と比べて、費用が高いことがあげられます。
レーシックは手術ですのでお金がかかります。保険がきかないので、実費です。
レーシックの費用は一般的に、両目で7万円台から30万円台、あるいはそれ以上と、かなりの幅があります。
その費用は、クリニックによって違います。
またレーシックにはいくつかの手術方法があって、その種類によっても費用は変わってきます。
さらに、あなたの目の角膜の状態によって、受けられる術式が決まってきます。
ですので、あなたの予算内でレーシックを受けられるかどうかは、診察を受けてみないとわかりません。
視力の維持費はゼロ円
アンケートの結果によると、レーシックをまだ受けていない理由の一つとして、手術費用の高さがあげられています。
たしかに他の視力矯正方法と比べると、高額です。ですが、この費用に関して、良い面が一つあります。
それは、最初に払うだけで、ほとんど半永久的に、回復した視力が保たれるということです。
メガネやコンタクトレンズのように、買い替えたり、定期購入したりして、視力を確保するための継続的な費用が発生することはありません。
この点について考えてみると、おそらく長期的には割安になるでしょう。なぜなら、最初の一回だけで、後々の視力の維持費はゼロ円になるからです。
あなたの視力の価値は?
ここであなたの視力の価値を考えてみましょう。
レーシックにかかった費用の平均は両眼で237,000円というデータがあります。
片眼では、237,000円÷2=118,500円です。つまり、平均して11万8千円で片眼の視力を回復させることができます。それがあなたの視力を取りもどす値段です。
ちょっとお聞きしますが、それは高いですか、安いですか。
あなたはどう感じますか。
あなたの片眼の価値は、11万8千円より価値がありますか。それもと、それほどの価値なんてありませんか。
それはいままでメガネやコンタクトレンズに費やしてきたお金と比べてどうでしょうか。
これから先、さらにメガネやコンタクトレンズにお金を食われ続けるとしたら、どれくらいの費用が積み上がるでしょうか。
レーシックの費用、本当に高いですか、本当に安いですか。
・・・・・・あなたの片眼の視力の価値は、10万円程度もない。もしそう思うのでしたら、レーシックを受ける価値もないでしょう。
でもそうではなく、あなたの片眼の一生の価値はもっともっと高いんだと思うのでしたら、レーシックを受ける価値があると言えるでしょう。
最初の出費はちょっと痛いかもしれません。
でも一度の手術であなたの目の価値を一気に高められるなら、それは悪い出費か、よい出費か、それを考えてみてほしいと思います。
一見してデメリットのように思えることでも、長い目で見たら実は大きなメリットだったということはよくあることです。レーシックの費用についても、その類いだと思います。
今後もメガネを買い替えたり、コンタクトレンズを継続して買い続けたりすることを考えたら、レーシックは将来的に割安になると思います。場合によっては激安になる可能性もあります。
その浮いた分で美味しいものを食べたり、新しい視力で旅行を楽しんだりするのもよい考えではないでしょうか。
(ところで、費用を節約するちょっとした裏技があります。が、これは今回のお話とはちょっと趣旨がずれますので、また別のページでお話しします。)
デメリット3.手術の前後に、生活上の注意事項がある
レーシックを受けるには、手術の前後に注意事項があります。
まず手術前の注意事項が1つあります。
それは事前にコンタクトレンズを外すことです。
ふだんメガネを使用している場合は問題ありませんが、コンタクトレンズを使用している場合、変形している角膜を元に戻すために、一定期間レンズを外しておく必要があります。
そのため、レーシックで視力が回復するまでの数日間は、少し不便があるかもしれません。
続いて、手術後の注意事項が1つあります。
それは目を保護することです。
目の保護には次の2つに留意してください。睡眠、そして日常生活です。
手術から1週間程度は、睡眠中に目の保護をします。
具体的には、保護グラスや眼帯をして就寝しますが、睡眠中に目をこすったり、ぶつけたりしないようにするためです。これは医師の指示に従ってください。
次に、日常生活に一定の制限があります。
たとえば次のようなことです。
- [テレビ・パソコン] 当日は控えてください。翌日からOKです。
- [運転] 麻酔でしばらくは瞳孔が開いているので、当日の運転は危険です。翌日からOKです。
- [洗顔・洗髪・入浴] 目のまわりは湿ったタオルで拭く程度にしてください。2日間は首下だけのシャワーにしてください。3日目からOKです。
- [スポーツ] スポーツは一定期間できません。激しいスポーツは2週間後から、水泳は1カ月後からです。
その他、医師の指示に従ってください。
このように生活上でいくつかの制限があります。重要なことは、目にストレスをかけないことです。
制限は、期間が来れば順次解除されてゆきます。あなたはただ時間が経つのを待つだけです。
1カ月もたてば新しい視力に慣れていますし、3カ月が過ぎればほぼ安定して普通の生活に戻って、レーシックをしたことを忘れているかもしれません。
レーシックのデメリットをクリアにするたった一つの対処法
まとめると、レーシックには大きく3つのデメリットがあります。それは、
- 誰でも受けられる手術ではない
- 手術費用が高い
- 手術の前後に、生活上の制限がある
この3つです。
これらのデメリットをクリアするために、あなたができる行動は一つだけあります。
それは、検査(診察)を受けに行くことです。
なぜ検査を受けることでデメリットをクリアにすることができるのでしょうか。
まず、検査を受けることで、あなたがレーシックに適応しているか分かります。これで1つ目のデメリットをクリアにできます。
また、2つ目のデメリットに関して、検査(診察)を受けることで、手術費用の目安を確認できます。そうすることによって、おおまかな予算が立てられます。
それに、(「手術代」という初期費用はかかりますが、)将来的にどれくらいレーシックによって金銭メリットが出るかを概算してみることもできます。
半永久的な視力がその金額で手に入るということを具体的に知ることによって、あなたは価値ある買い物をするかどうかを判断できます。
3つ目のデメリットについても、検査(診察)を受けることで、手術前後の制限について、医師に質問することができます。
具体的に教えてもらえますし、ネットで情報を得るのと実際に医師の口から聞くのでは、そのとらえかたも変わってきます。
それによって、そのデメリットを受けいれるかどうかを、あなた自身が決められるようになります。
ただ悩んでいるだけでは、前にも後ろにも進めませんし、目もよくなりません。悩むことは大事ですが、悩みすぎないことも大事です。
デメリットをどうとらえるかで、悩み方も変わります。
検査を受けてみるという小さな一歩が、あなたの問題解決に大きな貢献をすることは間違いありません。
検査のステップは、
- クリニックのホームページを開く
- 事前検査(適応検査)の申込みページへ行く
- 料金を確認して(ほとんどは無料です)
- 検査を申し込む
- 予約した日時にクリニックへ行く
以上の簡単な5ステップです。
検査は無料です
検査はほとんどの場合無料で受けられます。
検査してもらうことで、あなたがレーシックを受けられるかどうかがわかりますし、どれくらい視力が回復するかも答えてもらえます。
またそのクリニックの雰囲気を体感することができます。
また、これは重要なことですが、検査を受けたからといって、手術を受ける必要はありません。ですので、安心してクリニックへ行ってください。
そもそも、あなたがレーシックを受けられるかどうかが分からないのに悩む必要もありませんし、むしろ検査を受けてからが、本当に悩むときだと思います。
以上、レーシックのデメリットについてお話ししました。